いちごは、親となる苗からランナーと呼ばれる“つる”を伸ばして
子の株を増やし、繁殖させていきます。
子の株は、親とつながった“つる”を通して
おいしい実を育てるための栄養を受け取り、ぐんぐん成長していきます。
そんないちごと自分たちは、似ているように思うんです。
父は「“いちご”でこの町を盛り上げたい」という夢を抱き、
それまでの生産物をやめて、いちご栽培に人生をかけました。
そして、そのいちごの一番おいしいときを味わってもらおうと
母がスイーツをつくりました。それが風工房につながっています。
わたしたちにとって風工房に届けるいちごと、
そこから生まれるスイーツは特別な存在なのです。
一般的にいちごは、流通しているあいだに傷んでしまわぬよう
未熟な状態で出荷を行うことが多いのですが
わたしたちは完熟するまで苗のもとでしっかり育てます。
そして、完熟したその日の朝につんだものを風工房へ運んでいます。
だから、甘さも香りもちがうのです。
中土佐町は決していちごの有名産地ではありませんが
この町だからこそ、そして、風工房があるからこそ、
楽しめるいちごの味があります。
ぜひ風工房にお越しいただき、
わたしたち家族が大切にしてきたおいしさをご賞味ください。